【色彩学】家庭用プリンターやヘアカラーで”白色”がないのはどうして?

おはようございます。
愛知県西尾市のアンチエイジングケアに特化したプライベートヘアサロンアージュのオーナー杉山です。
 
もはや家庭に必ずと言っていいほどあると思います
 

インクジェットプリンター

年賀状を作る時や、仕事の資料、写真などあらゆるものがこのコンパクトな機械1台で賄うことができてしまいます。

年々性能は進化し、動作音は静かで印刷スピードも早く写真を印刷するのでもわざわざ写真屋さんに言ってプリントをしなくてもいいほどのクオリティの高いものが自宅で簡単にできてしまいます。
 
あなたはこんなこと考えたことはありますか?
 

プリンターのインクは基本的にこのような構成になっています。

CYMKと言ってC(シアン 青)Y(イエロー 黄)M(マゼンタ)K(ブラック 黒)の4色を中心に様々な色を混ぜて印刷物に出力します。

色彩理論の”減色方”という効果を用いて、用紙に印刷をします。

インクにどうして白がないんだろう?

と思ったことがありませんか?
 
あなたが絵の具を使って絵を描く時に
 

こんな色味を作りたかったらきっと「白」にわずかな色味を足してこのようなペールトーンの色味を作るのではないでしょうか?

プリンターで印刷する際には白い紙で印刷することが前提条件になっていて、色がついた用紙で印刷しても白を出力することはできません。

限りなく白に近いオフホワイトのような色味であれば、再現はできますが、白い用紙にわずかな色を乗せて印刷をします。真っ白にしたい所はインクを乗せず

このような白抜きの状態で印刷される仕組みになっています。色画紙を使って印刷すれば上記の場合はその紙の色が印刷され白くはなりません。

業務用や工業用の特殊な印刷機では白色インクを使い、印刷物を作ることのできる機械もありますが、1台数千万円するような家庭で使用するには非現実的なものばかりで、今後も家庭用として普及することはどうやらなさそうです。
 
私たち美容師も
 

日々多くのお客様のヘアカラーをさせていただく際にご要望に沿った色味や明るさを作り出すために様々な色味を混ぜ合わせ調合をします。

元の髪の毛の色や今のダメージ具合を見極めて最適な調合を行います。

ヘアカラーにも「白色」という色味は存在しないため、もし白い色味のヘアカラー剤を作ることができたのならばもっと淡い色味に染めることができたりして表現の幅が広がりそうですが理論上難しいと思います・・・。
 
日々暮らす中で
 

空や海の色はどうして青く見えて夕方になると赤く見えるんだろう?

と考えてみるとお子様がいらっしゃる方は良い自由研究の題材になるかもしれませんね。

 

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【private hair salon Age (アージュ)
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この記事を書いた人

杉山 真一朗
杉山 真一朗private hair salon Age代表
1983年1月17日生まれ。西三河の有名店2サロンを計12年勤務し2014年3月18日に地元西尾市内に「アンチエイジングケア」に特化したPrivate Hair Salon Age(アージュ)をオープン。
・パーソナルカラーリスト
・色彩検定1級
・ヘッドキュアリスト
を始め、様々な認定資格を活かし、「アンチエイジングケアリスト」として1人1人のお客様の見た目の美しさだけではなく体の内面からキレイを保つための様々なご提案をさせて頂いています。

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